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DIARY

秋ののんびり読書

「秋といえば読書ですね」と書こうと思っていたら
もう冬がすぐそこまで来てしまいました。
いま湯たんぽを足にあてながらこれを書いています。

のんびり読書におすすめの3冊載せてみました。

ブログを書くにあたり何かないかな〜と
棚の奥から引っぱりだしたのが
「るきさん」(高野文子著)です。

主人公のるきさんは
1ヶ月分の仕事を1週間で終わらせてしまい、
残りの日は自由気ままに暮らしています。
といっても派手な生活をしているわけではなく
図書館へ行ったり、バーゲンセールへ行ったりとごく普通。
そしてもう一人の登場人物、お友達のえっちゃんと過ごす
たわいない日常が描かれている漫画です。

しっかり者のえっちゃんとは対照的に
いつもぽわ〜んとしているるきさんなのですが
周りにまどわされない自分というものを持っていて
それがとっても微笑ましく、また羨ましいのです。
久しぶりに読み返してみたら
あぁ、るきさんになりたい。とまた思ってしまいました。
1話ごとに異なる色で彩られているのも
独特な色使いではっとさせられます。

そして2冊目は、料理家 高山なおみさんの
日々の出来事を綴ったエッセイ集
「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」

題名の言葉は、冒頭のプロローグの中に出てくる言葉ですが、
このプロローグですでに高山さんの文章に
心をわし掴みにされてしまった自分は
料理本よりもエッセイ集ばかりを何度も読み返すほどです。  

飾らないありのままの自分を、生々しいほどまっすぐに見せる
高山さんの文章は、苦しくて切ないときもあるけれど、安心もするのです。
巻末にはレシピも付いています。

そして3冊目は「コーヒーの絵本」。
徳島アアルトコーヒーの庄野雄治さんが「コーヒーって何?」という
ところから、コーヒーの淹れ方までをお話仕立てで
教えてくれます。
イラストレーター平澤まりこさんの
可愛らしい絵にも心和みながら、コーヒーのことを
楽しく知ることのできる絵本です。

奥深く敷居の高そうなコーヒーの世界を
「難しいことにとらわれずに自由に楽しめばいいんだよ。」と
教えてくれるので、さっそくコーヒーを淹れてみたくなります。

良かったら暖かくしてコーヒーを飲みながらでも読んでみてくださいね。

ふじわら


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